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英語の歴史

1世紀からローマ人がブリテン島に駐留して、ケルト系の住民を支配していたころには、ケルト語とラテン語が優勢でした。そのローマ人が410年に本国に引き上げると、5世紀半ばから6世紀にかけて、ゲルマン系の人々(ジュート人、アングル人、サクソン人)が大陸からブリテン島に渡来して、先住のケルト人を支配するようになりました。このころイングランドでゲルマン系の言語が定着しました。ここから英語の歴史が始まります。(ゲルマン系の言語として。)

以後の英語の歴史はふつう3期に大別されています。

  1. 古英語(450‐1100)
  2. 中英語(1100‐1500)
  3. 近代英語(1500 以降)

です。

ゲルマン系の単語のほかに、ラテン系の単語も混入しているが、これは、ノルマン・コンクエスト以降、貴族階級がノルマン語を話していたことの影響です。(時期的には 11世紀以降で、中英語。)

古期英語

大ブリテン島(イギリス本土)には、紀元前からケルト人が住みケルト語を使っていました。ところが、4世紀末から始まったゲルマン人の大移動の最中、アングロ、サクソン、ジュート人が大ブリテン島へと侵入し、ケルト人をアイルランドや大ブリテン島の北部へと追いやり、支配権を握るようになっていきました。

現在Englandと呼ばれている土地は、Eng + land ← Angle + land (アングロ人の土地)という意味です。アングロ人はもともと現在のドイツ周辺に住んでいた民族で、低地ドイツ語(より大まかな分類では西ゲルマン語)と呼ばれる言語を使っていました。これが英語の原型であるため、英語の最も基本的な語( make, do, have, hold, bring, open, mind, house, breadなど)や文法はゲルマン語系からきています。

ドイツ語には名詞に性(男性名詞、女性名詞、中世名詞)があり、文中の役割に応じて格変化(例えば、I, my, me, mineのように名詞が変化する)も生じるので、初期の英語(古期英語)は現在の英語よりも文法が複雑でした。

9世紀から現在のデンマーク周辺に住んでいたデーン人が新たに大ブリテン島へ侵入し、中部イングランドに支配地域を作っていきました。11世紀前半にはこのデーン人がイングランドを支配するに至り、イングランドの王となったため、デーン人が話していた言語、古期ノルド語(ノルウィー語、スウェーデン語、デンマーク語などの起源になった言語)の影響を英語は受けており、多くの日常語がノルド語から借用されていました。 ( get, take, want, call, seem, same, sky, husband, seatなど)。また文法の簡素化もこの頃から始まったのです。